労働基本権の制限~全農林警職法事件~(最高裁昭和48年4月25日大法廷判決) 公開日:2026年2月26日 判例解説 どんな話? 昭和33年10月に国会に提出された警察官職務執行法改正案に反対した、「全農林」という労働組合がありました。全農林は農林省の公務員で組織されています。同年11月5日、その反対運動のためストライキを断行。組合員、 […] 続きを読む
年次有給休暇権の法的性質~白石営林署事件~(最高裁昭和48年3月2日第二小法廷判決) 公開日:2026年2月12日 判例解説 どんな話? Aさんは、林野庁白石営林署の職員。昭和33年12月9日のこと。翌10日と11日に年次有給休暇(年休)を請求し、別の営林署で行われた労働組合の団体交渉の支援に行きました。 ところが白石営林署長はこの年休を認めず […] 続きを読む
全額払いの原則と賃金債権の放棄~シンガー・ソーイング・メシーン事件~(最高裁昭和48年1月19日第二小法廷判決) 公開日:2026年1月22日 判例解説 どんな話? Aさんはミシン会社であるシンガー・ソーイング・メシーン社の西日本総責任者。ところが、自分や部下の旅費などでつじつまが合わない疑惑や、競合他社に転職するつもりであることが会社に分かってしまいました。 それでAさ […] 続きを読む
私生活上の非行~横浜ゴム事件~(最高裁昭和45年7月28日第三小法廷判決) 公開日:2026年1月8日 判例解説 どんな話? 横浜ゴムで働くAさんは工場で働く作業員。昭和40年8月1日のことです。Aさんはあろうことか、酒に酔って他人の家に忍び込んでしまいました。見つかったので慌てて逃げましたが、すぐに警察に捕まりました。住居不法侵入 […] 続きを読む
全額払いの原則と調整的相殺~福島県教組事件~(最高裁昭和44年12月18日第二小法廷判決) 公開日:2025年12月25日 判例解説 どんな話? 当時、福島県教職員組合は「勤務評定」という、成績評価の仕組みを導入する方針に反対していました。そこで、昭和33年9月5日から15日までの間に、いわゆるストライキを実施。ところがその9月分の給料や12月の勤勉手 […] 続きを読む
政党支持決議違反~中里鉱業所事件~(最高裁昭和44年5月2日第二小法廷判決) 公開日:2025年12月11日 判例解説 どんな話? Aさんは創価学会の会員さん。当然、公明党(当時は公明政治連盟。以下「公明党」)支持。ところが加入していた労働組合が民社党の立候補者を推薦し、守らない人は処分しますよと決議しました。 しかしやはりAさんは公明党 […] 続きを読む
就業規則の法的性格~秋北バス事件~(最高裁昭和43年12月25日大法廷判決) 公開日:2025年11月27日 判例解説 どんな話? Aさんは55歳で会社の主任さん。働いている秋北バスは、50歳で定年と就業規則に定めていました。しかも主任以上には定年が適用されていません。いつまでも勤められるなぁと安心して働いていたところでした。 ところが! […] 続きを読む
平和義務違反の争議行為~弘南バス事件~(最高裁昭和43年12月24日第三小法廷判決) 公開日:2025年11月13日 判例解説 どんな話? 弘南バスとその労働組合は、昭和34年3月10日~25日にかけて結んだ労働協約で、会社の繁栄と事業計画達成のため、協約の有効期限である昭和35年6月7日までは仲良く平和的にしましょうと取り決めました。 ところが […] 続きを読む
直接払いの原則と退職金債権の譲渡~小倉電話局事件~(最高裁昭和43年3月12日第三小法廷判決) 公開日:2025年5月29日 判例解説 どんな話? AさんとBさんは、電電公社小倉電話局で働く恋人同士。ところがある日Aさんは、あろうことか、Bさんに薬を飲ませて体の自由を奪った上、乱暴してしまいました。 怒ったBさんはAさんに償いを求め、弁護士立会いのもとで […] 続きを読む
予防接種の強制について 公開日:2025年5月22日 ブログ記事 質問:予防接種の強制はできますか? 回答 予防接種については「予防接種法」という法律によって定められています。同法で、予防接種を定期的に受ける必要がある病気などの類型を以下のように定めています。 A類疾病 […] 続きを読む